まんまるなおつきへ

まったくもって忙しかったり忙しくなかったりで困ってたり困ってなかったりな人がたくさんいるのは知っている。とりあえず早急に言いたいことは、ま、早急とか言いつつテレビを見ながら書いているのですがね、このブログに一体全体何を書けばいいのかということ。書きたいことなんてそんなにないし、書きたいことが出てきたとき自分の順番じゃなかったりして、って少し他のメンバーとの確執めいたことを書いてみたけど実際のところはそんなことは全然なくて仲良しである、とか書いてみたけどこれもまた言い訳みたいなかんじがして申し訳ないなと心で他のメンバーに謝罪。テレビでは笑えないお笑い番組やってて、まあ彼らの極貧時代の話は、生活の知恵的なやつ、すごいためになったのだが、笑えなかったのでチャンネル変えて泣けない感動ドラマにした。話がそれにそれたので軌道修正させていただくと、私は文章をもう書きたくない。手も目も尻も頭も疲れる。書いても書いても書いてないのとおなじなかんじがして、そりゃもうすごい挫折感で、しかも疲労感の後にやってくる挫折感だからたちが悪い。でも、やっぱりブログは続けたいからって話を友人に話したところ、なんで文章なんか無理に書いてるの?無理して書くもんじゃないでしょ?たぶん、文章ってただたらたら書いてるだけじゃ面白くなくてある目的地に向けてたらたら書くのが面白いんだと思うよ。で、お前のやってるブログの方向性みたいのはあるの?ないの?わかんないの?わかんないんじゃ目的地決めようがないじゃん。そういう時ってなんか最近読んだ作家の文体を真似てみたり、ブログだしなんか今日の出来事とかとりあえずなかんじで書いてみたり、たぶん始めたときはブログイコール公開日記にはしねーぞ!ブログ文化にブログで対抗すんぞ!みたいな意気込みでブログやったのかもしんないけど、実際見てもらわなきゃ始まんないわけだし、そんなら、みんなと同じように今日の出来事みたいのを書いて少しづつ自分の書きたいこと書いてみたらってアドバイスしてあげた。よくよく振り返ると全然アドバイスになってなくて向こうの悩みと最後の自分のまとめがなんかズレズレで、相談、まあ電話で来たんだけど、し終わった後受話器おきながら、申し訳ないことしたなって反省をしてみた。てか、そもそも自分はブログなんてやってないし、文章書くことにほとんど興味ないからこの相談に答えなんか出せっこない。なのに、なんであいつは自分なんかに相談したんだろ?プラスなんで自分はあいつの相談にけっこう真剣に答えようとしたんだろう?と考えている間に、泣けない感動ドラマは終わってしまって、あ、終わったって思っただけでそのぐらいの価値しかないドラマだったなと改めて感じた。自分的にはもう完全に主演の女の子のコスプレ目当てだったからずっとにやにや薄ら笑いを浮かべさせてもらったので構わないんだけど、で、チャンネル変えたらためにならない情報番組やっててなんとなく暇だったからその番組通り目の疲れをとるための自家製目薬を作って使ってみたらすごい涙が出てきて、なんか泣けてきた。でも、情報番組の司会者はその目薬を使ったあとの効果のすごさを叫んでいた。いや、これすごいな。疲れとか、そんなこと考えなくなれますね。・・・多少の刺激が・・・ありますけど、・・・それもすごく効果的に作用していて・・・。涙で全然カンペが見えねーよ。なんだろう。サラリーマンが嫌だって言って、大学の時就職しないで劇団入って俳優目指して。そしたら、今はテレビ局の犬だよ。サラリーマンが嫌だって言ったのに、これじゃサラリーマンと同じ、いや、サラリーマン以下だよ。彼らが働かなかったら日本は崩壊するけど、俺がこの情報番組を辞めても日本は崩壊なんてしない、てか来月終わるし、この番組。イケメンが女優さんとかとデートする番組だとさ、次のやつは。死のうかな、俺。ホテルの一室とかで首吊ってたらこんなC級俳優、タレント?、でもちょっと伝説になるのかな?新聞にも少し大きく載るのかな?それもいいな。こんな来月で終わるクソ番組の進行を汗水たらしてやってるよりもずっといいな。死のうかな、俺。でも、俺ちょっとすごいぞ。だってさっきから人生を終えるか終えないかを考えながら、不特定多数の人間に目薬のウソをついているんだぞ。ちょっとすげぇ。ははは。ぎゃははは。ぶははは。なんかもうどうでもいいや。笑い出しちゃえ、本番中でも。すると、彼は笑い出した。笑顔と泣き顔と怒り顔とその他諸々の顔が混ざった顔で笑い出した。顔から生み出したそのぐちゃぐちゃのエネルギーは彼の足にも宿った。彼はスタジオを飛び出した。全速力で飛び出した。彼は体液を身体中の穴から出し、走った。そして、走らせなければ話を終わらせることはできないことを恥じ、申し訳ないと思った。きっと書きたいことがないのだろう。そんなことを思いながらも僕は階段を上って、電車に乗って、誰にも勝てない文章を書いている。