殺してなんかいないやぃ

確かあれは僕のチン○が大きくなる前

僕は殺してなんかいないの

地球警察が僕を捕まえにくるから

君は逃げなさいって行ったじゃないか

くだらない争いはくだらなくないの

金魚のような眼で僕を見るなよ

そのまま一人で煙草を吸ってたいの

僕の歯と肺が黄色くなったその頃に

ナイフを持って僕は叫んだ

殺してなんかいないやぃ

いとおしくてたまらない

どんなもんだい!!どんなもんだい!!

被り物

かぶってみようと思う
厚いのでなく、薄いの
ピシッとしたのでなく、ふわふわの
でも肌が透けるようでは、だめ


かぶってみようと思う
集中する、一点で
感じるところは、一点で
他に気は回せない


かぶってみようと思う
守るため守られるための倒錯
攻めるため攻められるためを順接
世界がコワいわけじゃない


かぶってみようと思う
もちろん下には隠すもの
だけど空気の触れ具合
大胆ていうのは彼ぐらい


かぶってみようと思う
シャツは着なくていいのかと
蝉が鳴くのはまだなのかと
汗はかかせない、安心する


かぶってみようと思う
分けないわけない
そんな訳ある
っていう人にむかつかない


かぶってみようと思う
あなたあいしてる


うそ


かぶってみようと思うあ、色は
柄は
サイズは


どうでもいいんの

もう恋なんてしない

口に出して言ってみた

すぐに切ない気持ちになり何か罪悪感のようなものに襲われた

僕にとって恋をする事は、呼吸をするのと同じくらい簡単で難しい事

僕にとって恋をする事は、呼吸をするのと同じくらい自然で不自然な事

あぁ不条理なこの世の中…

僕にとって

君にとって

恋や出会いなんてモンはたったの一度で良かったはずなのだ

それがどうした事か

僕も君も新しい恋を探している

きっと恋に恋しているだけなんだろう

今までも…これからも…ずっと…ずっとずっと

まんまるなおつきへ

まったくもって忙しかったり忙しくなかったりで困ってたり困ってなかったりな人がたくさんいるのは知っている。とりあえず早急に言いたいことは、ま、早急とか言いつつテレビを見ながら書いているのですがね、このブログに一体全体何を書けばいいのかということ。書きたいことなんてそんなにないし、書きたいことが出てきたとき自分の順番じゃなかったりして、って少し他のメンバーとの確執めいたことを書いてみたけど実際のところはそんなことは全然なくて仲良しである、とか書いてみたけどこれもまた言い訳みたいなかんじがして申し訳ないなと心で他のメンバーに謝罪。テレビでは笑えないお笑い番組やってて、まあ彼らの極貧時代の話は、生活の知恵的なやつ、すごいためになったのだが、笑えなかったのでチャンネル変えて泣けない感動ドラマにした。話がそれにそれたので軌道修正させていただくと、私は文章をもう書きたくない。手も目も尻も頭も疲れる。書いても書いても書いてないのとおなじなかんじがして、そりゃもうすごい挫折感で、しかも疲労感の後にやってくる挫折感だからたちが悪い。でも、やっぱりブログは続けたいからって話を友人に話したところ、なんで文章なんか無理に書いてるの?無理して書くもんじゃないでしょ?たぶん、文章ってただたらたら書いてるだけじゃ面白くなくてある目的地に向けてたらたら書くのが面白いんだと思うよ。で、お前のやってるブログの方向性みたいのはあるの?ないの?わかんないの?わかんないんじゃ目的地決めようがないじゃん。そういう時ってなんか最近読んだ作家の文体を真似てみたり、ブログだしなんか今日の出来事とかとりあえずなかんじで書いてみたり、たぶん始めたときはブログイコール公開日記にはしねーぞ!ブログ文化にブログで対抗すんぞ!みたいな意気込みでブログやったのかもしんないけど、実際見てもらわなきゃ始まんないわけだし、そんなら、みんなと同じように今日の出来事みたいのを書いて少しづつ自分の書きたいこと書いてみたらってアドバイスしてあげた。よくよく振り返ると全然アドバイスになってなくて向こうの悩みと最後の自分のまとめがなんかズレズレで、相談、まあ電話で来たんだけど、し終わった後受話器おきながら、申し訳ないことしたなって反省をしてみた。てか、そもそも自分はブログなんてやってないし、文章書くことにほとんど興味ないからこの相談に答えなんか出せっこない。なのに、なんであいつは自分なんかに相談したんだろ?プラスなんで自分はあいつの相談にけっこう真剣に答えようとしたんだろう?と考えている間に、泣けない感動ドラマは終わってしまって、あ、終わったって思っただけでそのぐらいの価値しかないドラマだったなと改めて感じた。自分的にはもう完全に主演の女の子のコスプレ目当てだったからずっとにやにや薄ら笑いを浮かべさせてもらったので構わないんだけど、で、チャンネル変えたらためにならない情報番組やっててなんとなく暇だったからその番組通り目の疲れをとるための自家製目薬を作って使ってみたらすごい涙が出てきて、なんか泣けてきた。でも、情報番組の司会者はその目薬を使ったあとの効果のすごさを叫んでいた。いや、これすごいな。疲れとか、そんなこと考えなくなれますね。・・・多少の刺激が・・・ありますけど、・・・それもすごく効果的に作用していて・・・。涙で全然カンペが見えねーよ。なんだろう。サラリーマンが嫌だって言って、大学の時就職しないで劇団入って俳優目指して。そしたら、今はテレビ局の犬だよ。サラリーマンが嫌だって言ったのに、これじゃサラリーマンと同じ、いや、サラリーマン以下だよ。彼らが働かなかったら日本は崩壊するけど、俺がこの情報番組を辞めても日本は崩壊なんてしない、てか来月終わるし、この番組。イケメンが女優さんとかとデートする番組だとさ、次のやつは。死のうかな、俺。ホテルの一室とかで首吊ってたらこんなC級俳優、タレント?、でもちょっと伝説になるのかな?新聞にも少し大きく載るのかな?それもいいな。こんな来月で終わるクソ番組の進行を汗水たらしてやってるよりもずっといいな。死のうかな、俺。でも、俺ちょっとすごいぞ。だってさっきから人生を終えるか終えないかを考えながら、不特定多数の人間に目薬のウソをついているんだぞ。ちょっとすげぇ。ははは。ぎゃははは。ぶははは。なんかもうどうでもいいや。笑い出しちゃえ、本番中でも。すると、彼は笑い出した。笑顔と泣き顔と怒り顔とその他諸々の顔が混ざった顔で笑い出した。顔から生み出したそのぐちゃぐちゃのエネルギーは彼の足にも宿った。彼はスタジオを飛び出した。全速力で飛び出した。彼は体液を身体中の穴から出し、走った。そして、走らせなければ話を終わらせることはできないことを恥じ、申し訳ないと思った。きっと書きたいことがないのだろう。そんなことを思いながらも僕は階段を上って、電車に乗って、誰にも勝てない文章を書いている。

おっぱいとお尻

最近僕はおっぱい派になりかけてる

小学生だった頃の僕のように

中学生や高校生の時は圧倒的に

それはもう圧倒的にお尻派だったのに

今の僕といったらおっぱいなんだ

もし地球最後の日

好きな人のおっぱいかお尻に埋もれて死ねるとしたら

きっと僕は迷うんだ

迷ってクソをしてまた迷って

あの娘のお尻はきれいなんだろうなとか

あの娘のおっぱいはやわらかいんだろうなとか

考えるだけでストレスがたまる

ムスコもちゃんと反応してやがるけど

優柔不断な僕は最後まで悩むんだろうな

地球がナクナルその瞬間になっても

どっちにしようか迷ってるんだ

「三万でどうですか」って云え

昼下がりの鈍行
二人の男子中学生が俺の前に座ってる
なんとも不釣合いな二人だ


左の奴は細身できれいな顔をしてる
大人ぶって髪を伸ばしたところで
まだ肉のつかない体が自然と発してしまうあどけなさには勝てない


問題は右の奴だ
こいつは人間でないような顔をしている
鉄の板に薄いゴムを張って三箇所切れ目を入れたような顔
眼も口もパックリ開いていて、人工的で工夫がない
人間なら男の顔だが、実際男かわからない
制服を脱がして裸にしても性器なんてなさそうだ
だけどこいつはたぶんゲイ
さっきから俺のことをちらちら見てる


そんな眼じゃなくて、もっといやらしい眼で俺を見ろ
そして云え
「三万でどうですか」って


そしたら思いきりぶん殴ってやる
今の変な顔がもっと変になるまでぶん殴ってやる
次の駅で俺は降りる
手についたおまえの血だけ一緒に降ろしてやる
おまえは血だらけで倒れたまま終点まで行け


それでも俺が降りるとき、まだいやらしい眼で俺を見ろ
そして云え
「三万でどうですか」って

月明かりのシルビア

残酷なほど美しい満月の夜

少年は、月明かりの下で歌い踊るシルビアを見た

緑の服に赤い髪と少し派手な装い

手のひらサイズだから怖くはない

「君も一緒に歌おう?」

「君も一緒に踊ろう?」

シルビアは歩み寄ってきたが少年は恐れた

黙ったまま首を横に振った

何か2度と元の場所に戻れない気がして…

満面の笑顔の裏に何かがありそうで…

「そう…」

少し哀しげな表情をシルビアは見せた

それから一体どのくらい沈黙が続いただろう…

いや恐らく1〜2分の間だったのかもしれないが、少年には恐ろしく長く永く感じられた

堪え難い時間

うるさすぎる静寂に耳を閉じてしまいたくなった

突然シルビアが沈黙を破り「ホースアンドハトック!」と呪文を唱えた

するとシルビアの体は宙に浮き、そのままどこかへ飛んでいってしまった…

一体何だったのだろう

何か得体の知れないものに出会った恐怖はすっかりなくなっていた

嘘のようなホントの話